新型コロナ騒ぎが女性・子供・青年の健康に対する危機を招く [らくがき]

世界的なパンデミックとは言え、その必要以上の過剰な反応によって、本質的な医療サービスから資源を転用してしまい悪い状況をさらに悪化させている。この騒ぎの以前から、女性と子供の命を救うための、グローバル戦略に向けた世界的な進歩は約20%遅れていた。

極論と批判されるかも知れないが、はっきり言って、新型コロナに感染しているかどうかなど、たいした問題ではない。重症者だけを適切に治療すれば済むこと。季節性のインフルや風邪程度の扱いで十分だ。毎日毎日、役にも立たない、専門家を名乗る連中がくだらない話を得意げに話している。

ロックダウン中の母体保健サービスへのアクセスにおける制約は、医療従事者がマタニティサービスからCOVID-19ユニットに転用されることによって複雑化している。妊娠中の女性、新生児、幼児、および青年に対するCOVID-19応答による直接的および間接的な影響はあまりにも大き過ぎる。多くの国で、これらの人々への保健サービスと、社会的財政的支援が不足している。

HIV検査や中絶後のケアを含む性および生殖医療サービスの大量閉鎖と、避妊薬を含む供給不足が起きている。避妊薬の使用の10%減少は、1年間で1,500万人の意図しない妊娠につながる可能性がある。

予防接種キャンペーンは中止され、推定1,350万人の子供たちが命にかかわる病気から保護されていない。妊婦と幼児の死亡は,パンデミックなしで予想されていたものに比べて8-45%増加する可能性がある。

学校閉鎖によって、3億7000万人の子供たちが学校給食を食べられない。青年は社会的孤立と精神衛生上の問題に苦しんでいる。家庭内暴力が増加しており、ロックダウンの3ヶ月ごとに、さらに1,500万件のジェンダーに基づく暴力が予想され、推定7,100万人が極度の貧困に追い込まれる可能性がある。

「新型」という言葉に踊らされて過剰に怯え、本質的に重要な事を忘れている。重要なのは説明責任。世界の指導者は、普遍的な健康保険へのコミットメントを果たさなければならない。
出典文献
A crisis of accountability for women's, children's, and adolescents' health
Joy Phumaphi, Elizabeth Mason, Nicholas Kojo Alipui, et al.,
The Lancet, Published:July 12, 2020•DOI:https://doi.org/10.1016/S0140-6736(20)31520-8

追伸
世界が驚愕する日本の自殺者数の多さ

今年の自殺者数が、既に17,000人を超え(11月)、10月だけで2153人になった。この10月の死亡数だけで、新型コロナウイルスによるこれまでの死亡数の合計よりも多い。このうち、女性が占める割合は30%で、80%上昇している。



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