世界的大規模急速なワクチン接種が変移株の増産と感染拡大を誘発する可能性(個人的意見) [医学・医療への疑問]

現在、ワクチン接種が進む米国では急速に新型コロナウイルスの変異株が拡大している。
2月23日付けで査読前の論文を投稿するサイト「bioRxiv」に発表された、米カリフォルニア工科大学の研究チームの論文によると、2月にニューヨーク地域で収集され、ゲノム配列が決定された新型コロナウイルスのおよそ4分の1がこの変異株であった。

また、カリフォルニアでは現在、CAL.20C(B.1.429)という変異株が流行している。この変異株は感染力が強い可能性があり、今年1月のカリフォルニア州における新型コロナ感染症の35%を占めていた。

さらに、昨年12月には、英国からB.1.1.7(VOC-202012/01)という変異株が報告された。その後、南アフリカで最初に見つかった変異株B.1.351(501Y.V2)がワクチンにあまり反応しないことが明らかになった。また、ブラジルで出現したP.1(501Y.V3)については、従来株による感染症から回復した人が再感染する恐れがあることを示す研究結果が出ている。
 
3種類の変異株は、いずれも米国に上陸している。米国疾病対策センター(CDC)の3月9日付けの集計によると、米国内のB.1.1.7は3701例、B.1.351は108例、P.1は17例記録されている

また、「BMJ3月10日」に発表された論文によると、英国における調査では致死リスクが従来株より64%高かった。この見解は、遺伝子配列の報告だけでなく、病院のカルテや濃厚接触者の追跡調査などから導かれたものだ。

米ジョンズ・ホプキンス大学医学部でRNAウイルスの進化を研究しているスチュアート・C・レイ氏によると、パンデミックの初期よりも新型コロナウイルスの変異が蓄積するペースが速まり、感染力が増しているのは明らかだという。
 
危惧すべきは、英国、南アフリカ、ブラジルで報告された変異株のすべてが、ウイルスのスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞に侵入するのに用いる部位)の性質を変える変異をもっていることだ。さらに、その変移はわずか数カ月のうちに3つの大陸で起きている。

この要因として、あくまでも私見ではあるが、原因はワクチンにあると考えている。世界のあちらこちらで同時に起きているのは、生物に見られる、『収斂(しゅうれん)進化』と呼ばれる現象による(ウイルスを生物と呼ぶかは問題だが)」。急速大規模なワクチン接種による、ウイルスの生存に対する驚異が進化を加速させていると考えられる(細菌では同様に、耐性が拡大する)。 その驚異がワクチンというほぼ同様の圧力であれば、対抗手段も似たような変化が世界中で起こると予想される。

世界同時的大規模なワクチン接種は、これまで以上に危険な第4波を誘発させるような気がしてならない。

参考:ナショナルジオグラフィック日本版
2021.03.1

もう一つの問題点:

ワクチンによる抗体依存性免疫増強(ADE)

ワクチンにおける議論のいくつかに、潜在的に致命的な免疫現象である、抗体依存性免疫増強(ADE)がある。

これまでのところ、COVID-19ワクチンを使用したADEの報告はないとのこと。 しかし、COVID-19ワクチンによるADEに関する懸念は、ウイルス変異体の緊急事態とともに再浮上している。

ADEの原因は、ウイルスを中和しない抗体を持っていることで、抗体の受容体を持っている細胞がウイルスを飲み込む。ADEは、中和抗体(ウイルスに結合して感染の原因となるのを防ぐ)が感染を防ぐのに十分なレベルで存在しない場合にも発生する。それらは、ウイルス粒子と免疫複合体を形成する可能性があり、結果として、より重篤な症状を引き起こす。

mRNAとアデノウイルスベクターワクチンは、古いタイプのワクチンよりもADEに関して優れた安全性プロファイルを持っている。開発の初期段階で、SARS-CoV-2の核タンパク質を標的にすることがADEを引き起こす可能性があることを発見し、最も安全な方法として、スパイクタンパク質のS2サブユニットをターゲットにしたようである。

しかし、唯一の例外として、中国が開発した不活化全細胞または「不活化」ワクチンでは起こる可能性がある。このワクチンは、1960年代にADEを引き起こした、はしかとRSVワクチンで使用されたのと同じアジュバントであるミョウバンを使用しており、これらの不活化全細胞ワクチンは古いワクチンのようにADEを引き起こす可能性がある。

出典文献
Why ADE Hasn't Been a Problem With COVID Vaccines
— Even with new variants, it's unlikely antibody-dependent enhancement will be an issue
by Veronica Hackethal MD, MSc, Enterprise & Investigative Writer, MedPage Today March 16, 2021


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