食品はRAの症状を良くも悪くもすると報告 [栄養の話題]

RA(関節リウマチ)の患者に対し、食品の15% が有益であると同時に、19%が悪化させると報告。

ブルーベリーと魚は11.1%改善し、デザートおよび砂糖入りソーダは12.4%悪化させる。

カフェインを含む飲料は5% 未満の症状に影響をおよぼす。カフェインが細胞外アデノシン阻害作用を介して治療薬であるメトトレキサートの効果減少につながるといわれているが、意見は分かれており、定かではない。

この報告は、“RA Sequential Study”に登録された 1,400名の患者から300名を対象として、20品目の食品について調査している。しかし、自己申告を基にした後ろ向き観察研究であることに限界がある。

しかし、「栄養シグナル」は遺伝子さえも改変させることが分かってきており、栄養素は従来の認識以上に疾患の症状に影響を与える可能性があるものと予想されるので、今後の詳細な研究が期待される。

出典文献
Sara K. Tedeschi, Michelle Frits BA, Jing Cui, Zhi Zack Zhang MS,
Diet and rheumatoid arthritis symptoms: survey results from a rheumatoid arthritis registr.
Arthritis Care & Research, 2017; DOI:10.1002/acr.23225.

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。