絡脈の構造 (足の少陽の絡脈) [経絡とは]

 この絡脈は、“足の少陽胆経”の分枝と“足の陽明胃経”の分枝と重複しています。分岐点は、本経と絡脈は浅腓骨神経の皮下への出口ですが、胃経では足背となっています。いずれにせよ、浅腓骨神経の分枝である、内側足背神経および中間足背神経の走行に様々なタイプがあることが、この様な発想の原因になったと考えられます。また、表裏関係にある、肝経の領域への走行を想定したことも目的の1つと思われます。

流注
 「…名ハ曰ク光明.踝ヲ去ルコト五寸.別レテ厥陰ニ走ル.下リテ足足付ニ絡ス…」

流注解釈   
浅腓骨神経より内側足背神経に分岐する 「光明穴」より別れて、足の厥陰の領域に進み足背に結びつく。 

足の少陽の絡脈流注図
img039.jpg

追伸

2015年1月6日に、「中医学の誤謬と詭弁」を出版しました。
本書は、臓腑経絡学説の本質について解説しています。市販はしていませんが、希望者には当ブログにて販売しています。詳しくは、カテゴリーの、「出版のお知らせ」をご覧ください。

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