脳におけるウイルス受容体損失は海馬の可塑性と認知障害に寄与する [医学一般の話題]

成熟したニューロンのシナプスにおける神経突起や未成熟の海馬には、コクサッキー ウイルスおよびアデノ ウイルス受容体 (CAR)が存在し、炎症性の疾患に罹患すると、これらの受容体が海馬の神経細胞から失われるとのことです。

遅発性アルツハイマー病 (AD) の初期の段階ではCARレベルが大幅に削減すると報告されています。

マウスにおいて、CARの遺伝的欠失はシナプスの恒常性とトリガー損失によって海馬の可塑性と認知障害につながるようです。

要約のみで良く解りませんが、興味深い報告です。

出典文献
Charleine Zussy, Fabien Loustalot, Felix Junyent1, et al.,
Coxsackievirus Adenovirus Receptor Loss Impairs Adult Neurogenesis, Synapse Content, and Hippocampus Plasticity.
The Journal of Neuroscience, 14 September 2016,36(37):9558-9571;doi: 10.1523/JNEUROSCI.0132-16.2016

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