グレープフルーツの多食は悪性黒色腫リスク増加に関連する [栄養の話題]

柑橘類(シトラス製品)はソラレンおよびフロクマリンなどを豊富に含み、紫外線(UV)と相互作用することによって黒色腫細胞の増殖を刺激するために、多食は悪性黒色腫のリスク増加に関連すると報告されています。

看護師健康調査による63,810名の女性を対象とした、前向きコホート研究(1984年から2010年)。フォローアップの24-26年間に1,840名に黒色腫が発症。

消費による黒色腫リスクの多変量ハザード比( pooled multivariable hazard ratios)

週2回以下の消費:1.00
週に2-4回:1.10 (95% CI, 0.94 to 1.30)
週に5-6回:1.26 (95% CI, 1.08 to 1.47)
1日に1.5回:1.27 (95% CI, 1.09 to 1.49)
1日に1.6回以上:1.36 (95% CI, 1.14 to 1.63)
グレープフルーツ週3以上: 1.41 (95% CI, 1.10 to 1.82; Ptrend < .001)

特に、グレープフルーツの週3回以上では、リスクは41%増加しました。

あくまでも、リスク増加であり、日光への曝露に関連したものですが。

出典文献
Shaowei Wu, Jiali Han, Diane Feskanich, et al.,
Citrus Consumption and Risk of Cutaneous Malignant Melanoma
American Society of Clinical Oncology
Published online before print June 29, 2015, doi: 10.1200/JCO.2014.57.4111
JCO June 29, 2015 JCO.2014.57.4111

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0