歩き始めてから27年間足底の痛みで苦しんだ男性 [症例参照]

JBJS イメージクイズより
27歳の男性は、1歳で歩き始めたその頃から、第2中足骨頭の足底の側面に血豆のようなものが現れ、痛みを伴っていました。何人かの医師からは「母班」と診断され、病変は自然に退縮するだろうと言われました。しかしその後、痛みは次第に強くなっていきました。凍結療法や従来のいぼの治療は症状を改善せず、表面的なデブリードマンは痛みを悪化させ、歩行を困難にしました。

MRIによる検査で、疣(いぼ)状血管腫と診断されました。病変内の小領域は低流量血管異常と一致し、筋肉組織の関与は認められませんでした(15 ×19 ×24 mm)。病変の全てが外科的に切除され、痛みも消失しました。

疣状血管腫(1967年に定義)は、非角化性病変として始まる血管奇形で、多くの場合、外傷や感染後に発症し成長します。この患者のような、足底表面に発症するケースは珍しいようです。

組織学的には、いぼ状血管腫は過角化症、乳頭腫症、および毛細血管や拡張型心筋静脈やリンパ管の目立たない増殖を覆う表皮肥厚を特徴とし、皮下網状脂肪組織への拡張が特徴です。凍結療法、レーザー治療、および電気メスなどによる不完全な切除では、再発が続くようです。

(図は削除しました。)

by JBJS Image Quizzes
Back to Quizzes LibraryMarch 19, 2014
A Twenty-seven-Year-Old Man with Lifelong Left Foot Pain

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