死産経験は再発死産リスク5倍に関連すると報告 [医学一般の話題]

以前に死産を経験した女性は、その後の死産リスクが約5倍高くなることが、系統的レビューとメタ分析によって示されています。

この調査は、13件のコホート研究と3件の症例対照研究のデータを分析したものです。

20週間以上の妊娠期間があった3,412,079名中、3,387,538(99.3%)が無事出産し、初回の死産は24,541名 (0.7%)、死産の合計は14,283名。

死産を経験した女性のその後の死産は 606/24,541(2.5%)、以前に死産経験無しの女性は 13,677/3,387,538 (0.4%)で、pooledオッズ比4.83( 95% confidence interval 3.77 to 6.18)と、経験者では約5倍高くなりました。

初回の妊娠で死産を経験した女性の、2回目の妊娠における死産リスクを評価した12の研究では、オッズ比は4.77( 95% confidence interval 3.70 to 6.15)で、ほぼ同様の確率でした。

死産経験者ではその後も死産確率が高くなる、その原因は不明です。

出典文献
Kathleen Lamont, Neil W Scott, Gareth T Jones, Sohinee Bhattacharya,
Risk of recurrent stillbirth: systematic review and meta-analysis
BMJ, 2015; 350 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.h3080 (Published 24 June 2015)
Cite this as: 2015;350:h3080

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