HPVワクチンは男子全員に接種すべき [医学・医療への疑問]

集団ベースのコホート研究で、4価HPVワクチン接種が高悪性度の子宮頸癌リスクを大幅に減少させたと報告されている。スウェーデンの人口統計と健康登録を使用した、2006年から2017年の10歳から30歳までの1,672,983人の女性を対象とした研究。

感染経路が明白なのに、いつまで、この様な無益な研究を続けるのか。

女性同性愛者をのぞくすべての女性は、男性から子宮頸癌の原因となるHPV(ヒトパピロマーウイルス)をうつされる。本来、うつされる側の女子ではなく、うつす側の男子にこそ全員接種するのが道理というもの。男なら、女性を守るためにすべきこと。

現在、女子と男子の両方に子宮頸癌ワクチンを定期接種している国は20か国以上。

男性に接種することで、社会に循環するHPVの量を減らすことができる(集団効果)。

さらに男にとってもメリットがある。男子にも接種するもうひとつのメリットは、中咽頭癌、口腔癌、肛門癌、陰茎癌など、男性がなりやすいこれらの癌もHPVの感染がリスクとなっているから。

男子へのワクチン接種は、女性に無用な負担をかけず、自らにとっても一石二鳥となる。

出典文献
Jiayao Lei, Alexander Ploner, K. Miriam Elfström, et al,
HPV Vaccination and the Risk of Invasive Cervical Cancer
N Engl J Med 2020; 383:1340-1348
DOI: 10.1056/NEJMoa1917338

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